頭を冷やすことの大切さとは

脳を冷やす理由とは?

当院では氷水による脳の局所冷却をお勧めしています。炎症部位や病変部位を冷やす理由として、まずその部位の生化学的反応が鈍化され病変の進行を遅くすることができます。
一方で冷却部位以外の全身は通常の免疫力があるため、冷却された病変部位は相対的に免疫力が高まることになります。

冷却前には病変の進行に抵抗できなかったものが、一定時間の冷却によって病変の進行に勝る相対的な力を得る機会となります。

外的内的な要因でストレスを抱えた脳は熱を生じ(鬱熱)、その状態はホルモンのバランスを取ることが難しくなります。
0℃の氷水による生理冷却を脳にすることにより、ホルモンバランスの調整機能を改善させ、血圧のコントロールや不眠による心身の疲れなどが全体的に正常に戻るきっかけを作ってくれます。

普段からストレスを抱えている方や自律神経に問題のある方は脳冷却を行って頂くとを強くお勧めいたします。

脳を冷やす効果は?

  • 脳(精神的)ストレスの緩和
  • 不眠症、睡眠不足
  • 風邪などによる発熱、熱中症、熱感
  • 頭痛
  • 認知症
  • 更年期によるほてり
  • 慢性的な疲労
  • 眼精疲労
  • 脳腫瘍等の脳疾患
  • 集中力の向上、改善 等々

冷やした方が血行がよくなる?

温めたときのほうが血行がよくなると思われがちですがそれは誤っています。

図のように冷やした時の方が流れは速くなるのです。

ただし、体温を下げるような全身を冷やすことはお勧めしません。あくまでも局所の冷却のお話しです。

冷やし方

脳の冷やし方は氷嚢(※水枕でもかまいません)により氷り水にて冷やすことをお勧めいたします。

氷りは冷蔵庫の製氷機の氷りでなく100円ショップで売っています氷り作成用のトレーにて作ることをお勧めいたします。

冷やす部位は頭全体を冷やすことが効果的なためおでこや頭頂部、後頭部などを適度に冷やしてください。

冷やす時間は30分~50分程度がお勧めです。

ひなた治療院