オステオパシー

当院で行う施術について

当院が中心に行なっている施術の考え方や歴史についてお話ししていこうと思います。
日本で行っている整体や按摩、マッサージ、指圧といった日常で良く目にする治療法の大元になっているもの、

それが「オステオパシー」なのです。

名前を初めて聞いた方も多いのではないのでしょうか。
アメリカでは医師資格と同じレベルの資格である程の凄い治療法なのに日本では知っている人が少ないのです。

 

患者さまご自身が受けている施術がどのようなものなのかを知りながら受けることで施術効果にも違いがでてきますので、今回は少しでも知識が深まるようにオステオパシーについてお伝えしていきたいと思います。

オステオパシーの歴史

場所はアメリカ、今から約130年前にひとりの医者がおりました。名はA.T.スティル。
ある時、3人の娘をウイルス性の病気で亡くします。自らの専門だった感染症で尊い娘達を失ってしまったのです…

大きな絶望に暮れたA.T.スティルは西洋医学の限界を感じ、新たな治療法を探して奮起するのでした…
それがオステオパシーが誕生するきっかけとなったのです。

 

A.T.スティルは一から人体を学び直し長い研究と解剖の末、遂に「オステオパシー」を大成するに至りました。

その中でヒトを診るとはどういうことか様々な「哲学」を数多く遺しました。
しかし、治すための「技術」は明確に遺しておりませんでした…

 

ここで登場したのがスティルの一番弟子であったリトル・ジョン(画像の人)。
非常に頭の良かった彼がオステオパシーを深く理解し「技術」を全てまとめてくれました。

それが、当院でも行なっている「ルーティーン」と呼ばれる手技なのです。

よってオステオパシーとは

  • 130年以上もの長い歴史がある
  • 解剖学医が作った治療法
  • オステが生まれたアメリカでは医師と同資格の資格として扱われる

そして、今現在もアメリカでは医師により多くの患者さんが治療を受けている方法なのです。
また、様々な臨床研究がされていて研究論文の発表も多くされ続けています。

オステオパシーとは何か

オステオパシーの本質は身体を「生理学的」に診て行き全体を整えることによりヒトが本来持つ機能を取り戻していくことにあります。
人間が本来持つ回復力というものをフューチャーしそれを阻害している骨格・筋肉・神経・内臓・血流の全てを診ながら調整して行きます。

(※東洋医学も同じ考えを持っています)

風邪をひいても大抵の方々は数日寝ていれば自然に回復します。
これが人間が本来持つ回復力なのです。

その本来の回復力を蘇らせて挙げているのが当院で行っている手技療法です。

 

一般的な整形外科や整骨院さんが扱う西洋医学の考え方は「痛い=その部位に何か変異が起こっている」と考えるためそこの部位のみの治療や薬での処方で終わってしまいます。

それでは、その場で痛みが無くなったとしてもいずれはまた同じ痛みを繰り返すことになってしまいます。
そのような経験がある方も多いのではないでしょうか。

また、人というのは全く同じ人はいないのです。性別・年齢・職業・飲食物・嗜好品・思考・精神状態と少し挙げただけでも自分と全く同じ人はいると思えますか?

 

そこで当院では深く解剖学と生理学を理解し、その人その人にあった治療を行なっていくことが大切な事であると考えます。

当院では「オステオパシーのルーティン」の施術を中心に行なっています。
本当に悪いところを見つけて、そこに対して施術を行うため一人ひとりのオーダーメイドの施術を行っています。

 

※残念ながら日本ではオステオパシーのルーティンをまともに学べる環境がほとんどないのです・・・。
日本で行っている整体や手技療法のレベルがアメリカなどより低いのはそのためなのです。

ひなた治療院